DVDビデオの見所
1.北宇和島から務田の間は、6.3キロ、線路は上り勾配、
急カーブが連続して、スピードが出せません。
この間を12分かけて列車は進みます。
2.務田を過ぎると近永まで青々とした稲穂の田園風景が続きます。
3.松丸から江川崎にかけては、四万十川の支流(広見川)に沿って列車は進みます。
時折車窓からは、沈下橋を見ることができます。
4.江川崎から打井川にかけては、四万十川沿いに列車は進みます。
この区間はトンネル、橋で直線で結ばれており、高速で列車は進みます。
予土線の歴史
宇和島鉄道が宇和島から近永まで軌間762ミリの軽便鉄道を大正3年(1914年)10月18日に開通。これを昭和8年(1933年)8月1日国有化され改軌される。近永から吉野生の間は大正12年(1923年)12月12日に開通する。吉野生から江川崎の間は昭和28年(1953年)3月26日に開通する。江川崎から若井の間が開通するまで、この北宇和島から江川崎の間は宇和島線と呼ばれていた。
昭和49年(1974年)3月1日、江川崎から若井の間が開通し、予土線と名称が変更される。半家から土佐大正の間は、トンネル、橋を使って、ほぼ直線に結ばれており、江川崎―打井川間は線路状態もよく、高速運行が可能である。
JR四国発足時に、旧中村線(窪川―中村間)は土佐くろしお鉄道の所属路線となり、同時に窪川―若井―川奥信号所間も土佐くろしお鉄道の所属となる。
沈下橋
四万十川と支流の広見川には、未だ多くの沈下橋が残っています。沈下橋は、台風などの大洪水時に橋が流されないよう、水の抵抗となる橋の欄干がなく、また大洪水時には橋自体が川の中に沈むタイプの珍しい橋です。予土線の車窓から、多くの橋を見ることがでぎます。
長生沈下橋(ながおいちんかばし)
江川崎駅から自転車で10分の所にある沈下橋、自動車が走行できます。
中半家橋(なかはげばし)
江川崎駅から自転車で15分、半家駅から徒歩5分の所にある沈下橋、川の下流に本格的な橋がかかり、今は自動車の通行は禁止されています。
トロッコ列車
春、夏、秋のシーズンに 1日1往復トロッコ列車が運行されています。
「清流しまんと号」コトラ152462
貨車から改造されたトロッコ列車です。
自走ができずキハ54の後に引かれて走行します。
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