路線網と運転系統--後免線・伊野線
　東西には、御免線、伊野線が伸びています。東の端は後免町(土佐くろしお鉄道の後免町駅に接続しています)(南国市)。西の端は伊野(吾川郡伊野町)まで乗り入れております。伊野から後免町まで直通する電車は早朝にありますが、大部分の電車は、後免町-鏡川橋、文殊通(もんじゅどおり)-鏡川橋、文殊通-伊野の３区間を中心に運行されています。御免線(はりまや橋-後免町１０．９km)は、後免町西町から葛島東詰の区間は、国道１９５号線に並行しており、バラスト敷きの軌道線が続きます。伊野線(はりまや橋-伊野１１．２km)の西側(鏡川橋-伊野間７．０km)は単線です。朝倉-伊野間ではタブレット閉塞運行が行われています。

維新号	元リスボン市電 （ポルトガル）の５３３号

桟橋線
　高知駅前-桟橋五丁目３．２kmの路線です。はりまや橋で御免線、伊野線に乗り換える乗客が多いです。高知駅前は平成１３年４月に場所が移転され、今はＪＲ高知駅のすぐ目の前の停留所となっています。終点桟橋通五丁目の手前の岸壁通では、土佐電気鉄道の本社桟橋工場への連絡線路があります

デンテツターミナルビル前
　後免町行き(東行き)には「デンテツターミナルビル前」の電停があります。伊野行き(西行き)にはありません。はりまや橋電停の東行きホームが、はりまや橋交差点の西側にあり、バスヘの乗り換えが不便なため、この電停が設けられました。伊野行き(西行き)電車では、はりまや橋電停到着前に「次ははりまや橋・デンテツターミナルビル前です」の車内アナウンスが流れます。

工場トラバーサーシーン
　土佐電鉄本社桟橋車庫の奥に、路面電車の保守、点検、修理工場があります。この工場の前にトラバーサーがあり、路面電車の移動が効率よく行われています。
　トラバーサーの上に電車が乗ると、パンタグラフが下げられます。移動した後、パンタグラフを再び上げて、前に進みます。